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今話題の著作権使用料(印税)の相続って?
2018年09月27日
よくある質問〜相続税〜

Q   印税の相続ってどうなってるの?


 まず印税とは著作権の使用料のことをいいます。

その著作権は音楽であればCD1枚売れるとそのCDの価格の〇〇%、カラオケでは一曲歌われると〇〇円がその音楽の作詞作曲家や歌い手に入ってきます。

その印税(著作権)の財産評価方法は「年平均印税収入×0.5×評価倍率」となっています。

年平均印税収入とは課税時期の属する年の前年以前3年間の印税収入の額の年平均額であり評価倍率とは印税収入期間に応ずる基準年利率による複利年金現価率のことをいいます。

(複利年金現価率については国税庁の複利表を参照)

 

Q  印税の相続は話し合いが必要?


 遺言書がなく相続人が複数人いる場合の印税(著作権)の相続はその相続人全員が集まって遺産分割協議(2018.07.09の「遺産分割協議)参照)という話し合いを行って相続人全員が合意した遺産分割協議書を作成しなければなりません。

最近話題となっている作曲家の相続については報道を見る限りこの遺産分割協議が正式に開かれていない可能性があります(あくまで推測ですが)。

 

Q  相続税と所得税の二重課税って?


A 上で説明した通り印税(著作権)は相続財産となり相続税がかかります。

そして相続人が著作権を相続して印税を受けとった場合にはその印税に対して所得税もかかります。

これは二重課税であり違法ではないかという議論があります。

同じように二重課税ではないかというケースは土地や株式を相続して相続税を支払いその後土地や株式を売却して所得税の対象となる場合もあります。

この二重課税の問題については学者の間でも様々な解釈がありますが著作権や土地、株式については現状二重課税の対象ではなく違法ではないとされています。

(2010年には年金形式の生命保険金について最高裁判所が二重課税であるとして所得税が取り消されたケースもありますが・・・)

 

最後に


この度話題となっている有名な作曲家の相続問題では印税だけで50億円(年1億円×50年間)の相続財産だそうです・・・すごいですね。

この作曲家のように複雑な家族関係であれば被相続人に亡くなる前に遺言書を作成してもらうか、生前に将来の被相続人と将来相続人となる全員で話し合いを開いておくことで争いは減らすことができます。

生前に話し合いができていない場合であっても相続人全員が集まって遺産分割協議は行わなければなりませんが遺産分割協議書を一度作成してしまうとやり直しができない為慎重に話し合いを行いましょう!

また相続財産が多額な場合には生前に対策をしておく必要がありますので税理士等の専門家に相談してみましょう!

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