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お葬式にかかった費用って何でも相続財産から控除できるの?
2018年12月12日
節税対策方法〜相続、贈与〜

Q  お葬式にかかった費用って何でも相続財産から控除できるの?


A

相続税は基本的に「相続財産✕相続できる割合✕税率」で計算されます。

葬式費用は上記の式の「相続財産」の金額から控除でき相続税を減らすことができます。

しかし、被相続人のお葬式にかかった費用を全て相続財産から控除できるわけではありません。

相続財産から控除できるお葬式の費用は限定されており、次のものが該当します。

 

1.埋葬、火葬、納骨、遺骸や遺骨の回送その他にかかった費用


お葬式の後に支出する場合も、お葬式の前に支出する場合も該当します。

また、仮葬式と本葬式を行うものは両方の費用が該当します。

 

2.お寺に支払う戒名料、読経料、お布施などの費用


被相続人の職業、財産その他の事情に照らして相当程度と認められるものに限ります。

 

3.「通夜ぶるまい」や「精進落とし」などの飲食・接待費


通夜の費用、飲食などに要した費用が該当する。

 

4.死体の捜索、死体や遺骨の運搬に要した費用


 

被相続人の方が亡くなってからのお葬式の流れとそこで発生する費用のうちで相続財産から控除できるお葬式の費用を下の表にまとめました。

 

葬儀の流れ 発生する費用(控除対象になるもの)
ご臨終 ・医師の死亡診断書
遺体搬送 ・遺体の搬送費用
遺体安置
納棺
通夜・告別式

 

 

 

・通夜・告別式にかかった費用

・葬儀場までの交通費

・葬儀に関する飲食代

・お手伝いさんへの心付け

・運転手さんへのお車代

・お布施代(読経料・戒名代)

出棺
火葬

 

・火葬料

・埋葬料

初七日・精進落とし
後飾り
納骨・四十九日

 

・納骨

・その他通常葬式に伴う費用

 

これらのために支払った費用の存在を税務署に証明する必要があるので、領収書は必ず全て取っておきましょう。

もしも、領収書をもらうのを忘れた場合は、メモなどに支払った日付、金額、支払った目的(戒名料など)支払先(寺院など)を残しておきましょう。

 

また、相続財産から控除できないお葬式関連の費用は次のものです。

 

1.旅費、宿泊費


 

親戚が遠隔地からお葬式に参列するための交通費、宿泊費

 

2.香典返しの費用


 

香典については社交上の必要によるもので社会通念上相当と認められるものは贈与税が課税されません。

頂いた香典から香典返しの費用を支払うという考え方となり、相続財産から控除できる葬式費用には含まれないことになっています。

 

3.墓碑、墓地の購入費、墓地を借りるためにかかった費用


 

墓碑、墓地が相続税の非課税財産となっているため、相続財産から控除できる葬式費用には含まれないことになっています。

そもそも財産なので葬式費用の中に入らないのです。

なので、相続対策としてお墓を購入するのも良いかもしれません。(詳しくはQ&Aお墓や墓地を買うと相続税の節税になるの?に記載しております)

 

4.法会(法要)の費用


初七日、三十五日、四十九日などは被相続人を葬る儀式であるお葬式とは異なり、被相続人の追善供養のために行われるもので、相続財産から控除される葬式費用には含まれません。

 

5.医学上又は裁判上の特別の処理に要した費用

 

最後に


お葬式の費用は高額になることが多いため、きちんと領収書は保管しておきましょう。

しかし、どれが相続財産から控除できる葬式費用に該当するか少し紛らわしいと思われる方も多いかと思います。

そのため、事前に税理士などの専門家に相談するかとりあえず領収書などをとっておき税理士などの専門家にその判断を任せるのもよいかもしれません。

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